

尾崎農園からご挨拶
こんにちは、尾崎農園です!
私たちは千葉県北部中央に位置する富里市十倉(二区地区)で、農匠の技術と先祖代々の農地を受け継ぎ、富里を象徴する特産品のすいかや季節の野菜を育ててお届けしています。
農業は食べてくださるお客さまがいてこそ成り立つ生業です。
〝私たちのすいかや野菜がたくさんの方と出会い、そこからたくさんの笑顔に出会いたい〟
〝「美味しい」という言葉と一緒に私たち生産者の顔を思い出していただけるように、そして私たちも食べてくださるお客さまの顔を思い浮かべながら、誇りをもって楽しく農業に向き合いたい〟
尾崎農園の安全で安心なすいかや野菜づくりの追求は、すべてこの想いのもとにあります。
厳しくも豊かな自然の力を借り、丹精込めて育てた作物には心や身体にしみわたる滋味と私たちの想いがたっぷり詰まっています。
ぜひご賞味ください。
尾崎農園
代表 尾崎 隆

開拓者精神は今も
― 歴史と精神の継承 ―
尾崎農園の始まりは明治時代までさかのぼります。
明治政府は毛織物の原材料となる羊毛の国内自給を目指して、時の内務卿 大久保利通は富里に出向き、日本で最初の牧羊場の開設とあわせて西洋式農法の実施を指示するなど、先見的な計画を打ち出し、開拓を指示しました。ですが当時、一面原野で自然に生えた雑木林が所々にあったこの地の開拓は難航し、開拓民の生活は苦しいものでした。耐えきれず去るものも相次ぐなど過酷を極めましたが、明治44年、十倉二区地区の開拓が完成し、ここから尾崎農園の歴史が始まりました。
先人たちが開拓した農地は、明治、大正、昭和、平成、令和と時代の変遷を乗り越え、現在はすいか(100a)、メロン(10a)、トマト(43a)、ブロッコリー(40a)を耕作する農園に進化を遂げ、その歴史と精神を継承しています。
農業は命を育て、命をつなぐ大切な仕事
― 私たちの想いと目指す未来 ―
交通機関の発達や情報化社会の浸透により生活は利便性が高まり、「食」も外部化、簡素化、多様化によって豊かになってきました。その一方で、「生産者(つくる)」と「消費者(食べる)」の距離が遠くなってしまったことにより食の安全・安心を揺るがす事件が増えたり、日々口にしている食べものがどこで誰によって作られたのかを知る機会が減ったり、食事をきっかけとした生活習慣病の増加など「食」に関する多くの課題も発生しています。
そして「食」を生み出す農業は担い手が減ってきており、私たちが住む地域では跡継ぎがおらず農業を続けていけない家も増えてきました。地元での仕事が減り、都会へ出て行く若者たちも多くいます。
命の糧である「食」を支える農業と日々向き合う中で、私たちが大切にしていること。
それは「人との出会い」「つながり」そして「ひろがり」です。
自然を相手にする農業は時に厳しいものですが、農園を営む中で皆さまと出会えたこと、つながりに感謝するとともに、安全で安心なすいかや野菜をお届けするだけでなく、農業という生業を通して、私たちの生き方、農業者としての思い、農業の魅力、その価値をすいかや野菜と共にお伝えしていくことも私たちの大切な役割です。
そして「生産者(つくる)」と「消費者(食べる)」をつなげ、都市と地方がしなやかに結び合い、農業の素晴らしさがひろがっていくことを心から願っています。
